友人を励ますという話からの、アラサー恋愛雑記メモ

ここ数日、せっせと友人を励ましています。

幼なじみと言ってもいいくらいの、古くからの友人です。

彼女が悩んでいる内容は、恋愛です

 

彼氏との関係が史上最悪に悪化しているんだそうです。

大学時代から現在アラサーに至るまで長くお付き合いをしてきた2人なので、このまま別れたら本人達がダメージを受けるのはもちろん、周囲への影響もかなりありそう。ていうかこのまま結婚するもんだと思ってた。

私の友人である彼女のほうは、何日も食事がまともにとれない程落ち込んでいるので、私としては、何とか励まして元気になってほしい(できれば別れという結末を回避してほしい)。

関係悪化の経緯を聞いていると、どちらかが一方的に悪いというわけではないので謝ってハイ終わり、というケンカでもなさそう。一概に原因はコレ!というのがどうもわからない。細々したたくさんのことの積み重ねというかんじですね。

当面は話を聞いて、連れ出して、元気になってもらおうと思います。友達として愛を込めてしてあげられることってそれくらいです。

周囲があーだこーだと口を出すとロクなことがないと思うので、聞き役に徹しつつ見守るんだ。

 

そんなこんなで、自分自身の恋愛感というものに考えを巡らせています。今日はそのことを書く。

 

そして、自分自身のことを考えた。

 

友人を励ましながら、そういえば恋愛のことでごはんも喉を通らなくなったり、夜も眠れなくなったり、そんなこと最近はぜんぜんないなあ…。と思いました。いい意味でも悪い意味でも。

 

上で書いたように、現在私はいわゆるアラサー年齢なのです。

はじめて彼氏というものができ恋愛に足を踏み入れたあの時から、かれこれ10年以上が経過しました。いろいろと変わった面があります。

 

▼当時と今の違い

当時①:

カレシという響きが甘美でうっとり。それはもう、口にすることも恥じらうほど。

現実/今→

◯◯ちゃんの彼は、何の仕事してるの〜?と、年下の女子に無神経に聞く。

 

当時②:付き合ってるんだから〜したい、〜したいから付き合う等、「付き合う」神話に傾倒。記念日とか大好き。

現実/今→「付き合ってください!」と言ったり言われたりした思い出は過去の思い出に。それ何だっけ…聞いたことあるよ。

 

当時③:

ひとりの人とずーっと長くお付き合いをしてお嫁さんになる!この人と別れたらもう恋なんてできないに違いないと突然絶望してみたりする。

現実/今→

一概に誰が良いとは言えない。それぞれ良いとこ悪いとこがあるから。元彼の結婚話を聞くとちょっとせつない気持ちになってみたりはする。

 

当時④:

好き好き大好き!1日中彼氏のことを考え、友達とも話題は彼氏が8割。もう、あの人のすべてが愛しくてたまらない(という思い込み)。

現実/今→

いつでも頭の中が彼でいっぱい!なんてことはなく、話題にも1割未満の登場程度。嫌いはわかりやすいがすきの定義は難しいと思っている(あるいは、あきらめ)。

 

嬉しいとか楽しいとか、むかつくとかちょっと寂しいとか、そういう気持ちはちゃんとあるんですが…。

 

もともと悩むのはそんなに得意じゃないので、楽なほうに流れるうちいつのまにかこうなってしまったのか。

紆余曲折を経ているうちに、解脱してしまったのか…。

 

恋愛に関してまったくスマートでなかった私は、これまでに数々の黒歴史を繰り広げてきました(いつか気が向いたらブログに書こう…)。

今思い出すと一人で足をバタバタしたくなるような、恥ずかしすぎる振る舞いも軒並みやりました。

特殊な経験はそんなにないですが、ベタな失敗はひととおりやったと思います。

もう、無意識で、そういう恥ずかしい思いをするのが嫌になってしまったのかもしれないと思いました。

みじめな思いをしたり、傷ついて泣いたりして大怪我をしないように、保身しているのかもしれません。

 

昔嫌だなと思っていたオトナに、今なっちゃってる。

 

自分のことを考えていたら、思いました。

私いつのまにかダサい考え方になっちゃったな、と思いました。

なんか「私なんてもうオバサンだからさ〜」と言っちゃう類のダサさ。

 

何歳になっても、泣いたり笑ったり、落ち込んだり友達に泣きついたり、そういうの避ける必要ないじゃん、と思ったんです。

 

仕方ない部分はあります。たとえば、もう高校生だった時のようには、1日中愛しい誰かのことを考える、なんてできません。

仕方ないことであると同時に、自分の世界が広がったということでもあると思う。だからそれはいいんです。

 

でも、何か、ちょっと不謹慎やけど。

今回友人を励ましていて、泣いている友人を見ていて、良いなあとも思ったんです。

恋で泣ける大人って素敵かもしれない、と。

 

年齢には逆らえませんが、感受性が鈍っていくことにはもっと対抗できるはず。

 

恋愛に限った話ではないですが、怪我することを恐れないで生きたい。と思いました。

もっと全力で人と関わろう。人に興味を持って、人に愛情を持って、失敗したら大泣きして、反省して、また起き上がる。新しいことにわくわくして、間違えたら赤面して、それでいいやん。

 

起き上がる強さは、当時より今のほうが本当はあるはずです。

さすがに10年以上生きていたら少しは成長したり強くなったりしているはずやし。

 

そんな決意をひそかにしつつ、でも具体的な行動はまだ何も起こせていないのでした。